天野喜孝原画展 【GOD and GODNESS】(作家来場展)

昔から好きで展示会などもよく行っている天野喜孝さんの原画展があったので、行ってきました。

日本ではFFや小説の挿絵などで見たことのある人が多いため、どうしてもイラストレーターというイメージが先行していますが、世界的にはそれだけでなく、むしろ画家としての評価の高い方です。

私も天野さんは現代画家として素晴らしい方だと思っています。

実際に天野さんの版画や原画を見ると、テーマがFFなどを題材としていても、それが単なるイラストに留まらず、一つのアートとして完成していることが素人目で見てもよくわかります。

私が最初に天野さんを知ったのはFFではなく、「アルスラーン戦記」という小説の表紙・挿絵ですが、その後FFのことも知り、以来ずっとファンで様々な絵を拝見しています。

今回も新作が展示されました。
テーマは以前PSPで発売されたDISSIDIA FINAL FANTASYで、それに登場している主人公たちをメインに描いた「GODNESS -LIGHT SIDE-」とラスボスたちをメインに描いた「GOD -DARK SIDE-」です。

FFの世界観と天野さんの世界観が見事に融合した素晴らしい作品だと感じました。

FFのキャラクターが前面に並んでいるのもFFファンとしては壮観ですが、仮にFFがテーマでなかったとしても、一つの絵としてみてもかなり完成度の高いものとなっていると思います。

もちろん、ファンとしての贔屓目もありますが、何も知らない人が見ても、すごい絵だということだけはわかると思います。

また、それだけでなく、原画・版画ともに様々な作品が展示され、見応えのある展示会でした。

天野さんの作品に限らず、様々な美術館での展示イベントなどもそうですが、有名な作家や様々な作品を身近に感じて見ることができるのが、展示会の魅力なので、これからも様々な展示会に足を運んで、色々な作品に触れていきたいと思っています。